肺がん ステージ4 余命

肺がん ステージ4 余命

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肺がん ステージ4 余命

 

肺がんは脳腫瘍とともに、日本においても欧米などの先進国においても治療成績のあまりよくない癌の筆頭にあげられるものです。

 

生存率のところでも書きましたが、検診で偶然見つかるようなステージ1の初期の肺腺癌であっても5年生存率は70%程度しかありません。

 

ステージ4に至っては5年生存率は計算不能と言っていいでしょう。

 

 

ステージ4の肺がんと言われたら、的確な治療を受けても余命は6〜18ヶ月の間に収まる方が多いと言えます。

 

脳転移や、複数の臓器への多発転移で病気が見つかった場合はもっと短いかもしれません。

 

でも、かもしれない、としか言えません。

 

 

そんなあいまいなことを言わないで余命をはっきり言ってください、という人もいますが、医者の正直な答えは「わからない」です。

 

「お前、今、ステージ4なら余命は6〜18ヶ月って書いとったやないかい!」と、怒られるかもしれませんけど、その幅に入る方の数が統計的に多いということは言えても、目の前にいる患者さんの余命がどのぐらいなのかは、なかなかわかりません。

 

 

たとえばイレッサによく反応するタイプの腺がんのように、ステージ4であっても治療(基本は化学療法)が奏功してくれれば、けっこう長い期間、肺がんがどこにも見当たらない状況を生み出すことはあり得ます。

 

それが目の前にいらっしゃる患者さんで起こるかどうかは試してみないとわからない部分がまだまだ多いのです。

 

 

逆に残念なことに、遺伝子診断上は有効だと思われる薬が無効のことだってあるのです。

 

それはその患者さんのがんでは、調べた遺伝子以外の他の遺伝子変異も起こってしまっているケースです。

 

 

たとえば、イレッサが抑え込むことのできる変異が見つかったけれども、それ以外に別の変異がすでに起こっているのでイレッサで抑え込むことができないという状況です。
それが何かをすべて完璧に調べつくす方法は現時点ではありません(ホールゲノムシークエンスが安価でできる時代になればひょっとすると、癌の遺伝子変異を網羅的に調べる時代が将来来るかもしれませんけれども)。

 

 

 

ということで、ステージ4だと医者に初めて言われたときに、平均余命を言われたとしてもそれはあくまでも参考意見です。

 

自分の余命がそれだなんて決めつけないで、自分の治療を最善のものにする、そして毎日を充実して過ごすことにぜひ専念していただきたいと思います。

 

頑張っているうちに次に挑んだ治療がより効果を発揮することがあり得ますので。

 

 

 

と、口で言うのはたやすいですね、すみません。

 

私自身は自分でまだその場に立ったことがないので、患者さんの気持ちは推し量るだけですからね。

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