肺がん ステージ3 余命

肺がん ステージ3 余命

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肺がん ステージ3 余命とステージ4との違い

 

肺がんステージ3というのは癌が胸腔を超えて広がっていてそう簡単に切除できないの(手術不能)だけれども、遠隔転移はしていないという状況です。

 

何も症状がなかった人で、肩や背中の痛みなどで肺がんが見つかった場合、ステージ3のケースはけっこう多いものです。

 

初期に見つけやすい胃がんや子宮頸がんに比べると進行がんの状態で見つかることが多いのが肺がんです。

 

 

このステージ、実は小さながん細胞がすでに遠くに散らばっていて見つかってないだけではないか?と考える人が少なくないと思いますが、まさしくその通りと考えて対処するべきです。

 

ですから、このステージの治療は局所療法としての放射線照射と全身の小さな転移巣を叩くことも考慮しつつ、原発巣のがん病巣をできるだけ小さくしようという抗がん剤投与です。

 

治療の際にはできるだけバイオプシーなどで癌細胞の病理組織像を確認してから抗がん剤を選択しますし、小細胞がんだとわかれば予防的な頭部への放射線照射も行われます。(余命を決める重要な因子である脳への転移の確率が1/3程度まで下がるとの報告があります。)

 

 

さて、ではステージ3の余命はどの程度なのか?

 

ステージ3と一口に言っても癌の組織型、年齢、合併症や喫煙歴の有無、原発巣の大きさなどによって変わってきます(ステージ3Aと3Bに分類され、それぞれの中で進行度に差はあります)。

 

全部ひっくるめてステージ3の5年生存率は20%前後、診断後の生存期間の中央値は12〜18か月です。

 

これは標準的な治療を施した場合です。

 

 

ただし、最近出てきたイレッサなどの分子標的薬が劇的に効く人の場合にはもっとずっと長く生きることができる可能性が示唆されています。

 

こちらになってくると18〜30か月ほどdisease free、癌がすっかり影をひそめてしまうことさえあります。

 

問題はほとんどの人でやがてイレッサ耐性のがんが勢力を盛り返してきてしまう部分にありますけれども。

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