肺がん ステージ4 骨転移

肺がん ステージ4 骨転移

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肺がん ステージ4 骨転移の症状と治療

 

いきなり訪れたあっけない骨折から、がんの存在が分かることがあります。

 

一つは骨に原発する腫瘍や、骨髄に発生した腫瘍によるものです。

 

骨肉腫の患者さんなどで、スポーツをしていて骨折して、レントゲンで見てみたら実は、というパターンです。

 

でも、それよりも多いケースが、肺がんなどの骨以外の臓器に原発したがんの転移によるものです。

 

 

がん細胞は転移しやすい臓器というのが決まっています。

 

リンパ節を除けば、肺、肝臓、骨(骨髄)です。

 

どうしてこれらの臓器に転移が起こりやすいかというと、機能上、毛細血管が非常によく発達している臓器であることと、白血球の出入りの激しい組織であることから血管内皮がさまざまな接着分子やケモカイン(白血球などを引き寄せる分泌因子)を発現していて、それをがん細胞に利用されやすいからです。

 

(逆に言えばそのメカニズムを利用できるような変化を遂げたがん細胞が転移しやすい癌細胞であるということでもあります。)

 

 

肺がんも比較的骨に飛んでいきやすい癌です。

 

特に飛んでいきやすいのは小細胞がん(まあ、こいつはほんとに節操なくどこでも飛んでいきますが)。

 

骨組織に転移したがんというのは骨を破壊して骨折しやすくしたり、神経を圧迫して持続的な痛みや麻痺を与えるなど、症状が出やすい存在です。

 

QOLを下げるという点で非常に困った転移です。

 

 

初期段階ではほとんどの肺がん細胞は最初は肺の中にとどまっていますよね。

 

ではがん細胞が転移する能力を獲得するのはいつからでしょうか?

 

ここにはいくつかの意見があります。

 

 

最初から転移能力を持っているけれども、勢いがまだ小さいから少ない数しか血流に乗らず、漂着先で免疫細胞に除去されているだけで、腫瘍が大きくなると血流に乗る数が増えるから免疫細胞により除去作業が追い付かなくなるのだという説。

 

そうではなくて、最初は転移能力がないのだけれども、増殖を繰り返すうちに新たな変異が入り、それが転移能力と結びついた時に転移が起こるという説です。

 

 

・・・私の判断は、両方ありなんだろうなというものです。

 

直系1pの、画像で見つかることのない肺がん原発巣であっても10億個ほどのがん細胞の塊です。

 

そこでは毎日癌細胞が分裂増殖を繰り返しているので、新たな変異を獲得する細胞も毎日増えますし、腫瘍細胞の数が増えれば増えるだけその腫瘍から血管へとこぼれ落ちるチャンスも増えるでしょうから。

 

 

メカニズムなんかどうでもよかったですね。

 

骨転移への対処です。

 

骨転移は痛みが激しかったり骨折するなどのQOLに大きく関わる転移ですが、動かない組織なので放射線照射が容易、かつ有効なことが多いのが救いです。

 

全身の骨に多発してしまうと難しいのですが、2つか3つぐらいまでなら局所放射線照射で対処しやすいケースが多いです。 

 

これは効果的な治療方法で、ホスピスにおいてもQOL向上のために積極的に取り入れている治療方法です。

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