肺がん ステージ4 脳転移

肺がん ステージ4 脳転移

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肺がん ステージ4 脳転移の症状と治療

肺がんの中でも小細胞がんは脳への転移が非常に多い性質の肺がんであることが知られています。

 

これは小細胞がんの発生素地である神経内分泌細胞が脳神経細胞と似たような接着分子や増殖分子を利用していることから避けようのないことです。

 

このために小細胞がんが手術的に除去された後に、予防的に脳に放射線照射を行うこともあります。

 

小さな小細胞がんの転移巣の芽を摘んでおこうというわけですね。

 

それでも、脳への転移が完全に防げるわけではありません。

 

 

肺がんであっても別のがんであっても、ステージ4での脳への転移は他の臓器への転移とは少々事情が異なりますよね。

 

脳は精神と身体のすべての機能を司る臓器ですから、機能が損なわれると精神と身体にさまざまな問題が発生します。

 

頭痛や吐き気などは予想される症状だと思いますが、困るのは性格の変化や認知症などの人格の形成に関わる部分に障害が出ることです。

 

このために本人の意図しないままに周りとの衝突を繰り返すようになってしまいます。

 

これは周りが寛容になって対処してあげないとお互いに辛くなるばかりです、病気が頭の中にある生であって、本人がおかしくなったわけではない、残っている本人の部分とそれまでと変わらずにやさしく接してあげてほしいです、周りも大変ですけれども。

 

 

ともかく多彩な症状ですが、脳転移では患者さんのQOLが下がってしまいます。

 

このため、脳への転移が見つかり、化学療法では脳の転移巣が大きくなるのを抑えきれなかった場合にはピンポイントの放射線治療でこの転移巣を叩くということもときに行われます。

 

 

別の記事でも書きましたが、脳のがん病巣を叩くのに陽子線や重粒子線の照射は非常に効果的ですが、高価で巨大な機械が必要で(というか重粒子線の場合、装置を設置するのに野球場並の土地が必要です)、治療できる人数が限られています。

 

このため、対象となるのは手術が不能だけれどもその病巣を何とかしてやっつけてしまえば生存率が上がる人が対象となります。

 

つまり、陽子線や重粒子線での治療対象となるのは原発性の腫瘍の方がほとんどです。

 

遠隔転移のある肺がんステージ4の患者さんは基本的には含まれません。

 

 

しかし最近は科学技術の発達により、大学病院などの放射線照射施設の設備であってもかなり強力で正確な定位放射線照射が可能になっています。

 

放射線を一点集中型で多方向から照射することで、病巣部に強い放射線を当てることができるようになっているのです。

 

やるかやらないかはケースバイケースですが、抗がん剤治療と併せて脳の一点を叩くのは効果的だと思います、一考に値する話です。

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