肺がん 肝臓転移

肺がん 肝臓転移

スポンサードリンク

肺がん 肝臓転移

 

肝臓もまた肺がんが転移しやすい臓器です。

 

というか、肝臓そのものが様々ながんの転移しやすい場所であり、肝臓で見つかるがんの70〜80%は転移性のがんであることが知られています。

 

もっとも、その大部分を占めるのは消化器系のがんで、これは消化器から吸収した栄養を肝臓に運ぶのに門脈という血管系が発達しているからですが。

 

 

さて、肺がんが肝臓に転移した場合の症状ですが、ほとんどのケースで症状はありません。

 

肝臓は静かな臓器と呼ばれます。

 

組織構成が均質な臓器でサイズが十分に大きいので、どこか一部がやられてもなにも症状が起こってこないのですね。

 

また、消化器や肺と違って痛みを感じ取る神経の分布も少ないのです。

 

それらのことが相まって、癌がかなり大きくなるまで症状を感じることはありません。

 

腹部膨満感や違和感、腫瘍の存在そのものによる全身倦怠感などを感じ取ることはあり得ますが、転移初期には気づかないケースがほとんどです。

 

 

肝臓に肺がんが転移した場合の治療、基本的には抗がん剤ですが、手術の選択肢もあります。

 

肺の原発巣の症状は治まっている、間質性肺炎を起こすリスクが低い、転移巣が単発で他の臓器に転移がない、あるいは肝臓に多発でもひとつの「葉」の中に集まっている、全身状態が良い、などのときには手術が可能です。

 

手術自体、身体に大きな負担をかけますので、既に間質性肺炎を併発していたり、その危険性がある場合には他の方法が用いられます。

 

 

 

肝臓転移の場合に効果的とされるものに局所的な放射線照射以外に動注療法や温熱療法があります。

 

 

動注療法とは、カテーテルを使った化学療法です。

 

肝臓の血管走行はよくわかっていて、それぞれの葉特異的に血管カテーテルを進めていくことができます。

 

そうすることで腫瘍の栄養血管を含むと思われる冠動脈のできるだけ腫瘍のそばまでカテーテルを進めてからそこに抗がん剤を高濃度で流し込む方法です。

 

そこから流出するのを防ぐなどして、抗がん剤の濃度が高いのは腫瘍周囲だけになるように操作します。

 

もちろん、肺がんが肝臓に転移する場合には他の臓器にも転移している可能性が高いので全身的な化学療法は必ず考慮されますが、より的確に肝臓転移巣だけをたたくことができるので効果的です。

 

 

温熱療法とは、電子レンジと同じ種類の電磁波を腫瘍にだけ集中的に当てる方法です。

 

高熱によりがん細胞を殺してしまおうというわけです、これは効果的な場合とそうでない場合があります。

 

この差が出るのはその人のがん細胞そのものが正常な細胞なら備えている熱への耐性を維持しているかどうかによりますが、実際にやってみないとわからないです。

スポンサードリンク

肺がん 肝臓転移関連ページ

脳転移の症状
肺がんステージ4の脳転移に関して、その症状と治療に関する備忘録です。
骨転移の症状と対策
肺がんの進行ステージ上では最終段階のステージ4の症状について、このカテゴリでは説明していきます。
間質性肺炎を併発した場合の余命
肺がんと間質性肺炎は抗がん剤治療などの要因を抜きに観察しても、もともと合併率の高い関係にあります。

ホーム RSS購読 サイトマップ