肺がん ステージ4 抗がん剤治療

肺がん ステージ4 抗がん剤治療

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肺がん ステージ4 抗がん剤治療は病院と主治医次第でしんどさが変わる

癌の原発巣のある肺以外の臓器に肺がんが転移していしまっている状態をステージ4と判断します。

 

ステージ診断にはいくつの臓器に転移しているのか、転移巣は何か所あるのかということは関係しません。

 

しかし、同じステージ4と言ってもどのような治療に取り組むかにおいては転移している臓器の種類や数、転移巣の数は考慮に入れられます。

 

 

肺がんが転移しているという場合、基本的には癌細胞が血流に乗って全身を駆け巡り、その一部がある臓器の血管内皮に接着して、その場で増殖するのに成功した現象を見ていると考えられます(実際に確認されたわけではありませんけれども)。

 

ですから、遠隔転移が見つかった場合にはすでに全身に肺がん細胞が散らばっていて、もしも彼らが流れ着いた先で生き延びることができればそこで次から次に新たな転移巣を作ると考えられるわけです。

 

これをすべて一網打尽にたたくためにはどうすればいいのか?

 

選択されるのは抗がん剤の全身投与ということになります。

 

ですから、ステージ4の治療法は抗がん剤治療、いわゆる化学療法ということになります。

 

 

この化学療法、15年ほど前まではさまざまな副作用に悩まされる辛い治療方法でしたが、吐き気や頭痛などの苦しみを克服する様々な方法が用いられるようになって、かなり副作用を抑えながら実践することができるようになっています。

 

たとえば、夜寝ている間に抗がん剤点滴をすることで、正常細胞への被害を少なくしてがん細胞を効率よくたたき、同時に吐き気や頭痛、不快感などの辛い症状を寝てかわすことができるようになってきました。

 

プラチナ製剤の激しい吐き気は昔から化学療法を受けている患者さんの最も恐れる副作用の一つでしたが、それが寝ている間に点滴することでかなり軽減されるのですね。

 

クロノセラピーと呼ばれて、副作用も低い、癌への効きもよいという有効な方法なのですが、夜間の緊急対応ができることが原則なので、病院側としてはなかなか大変な治療方法です。

 

 

ステージ4でおこなう抗がん剤治療、残念ながら完治の見込める治療ではありませんし、全く効かないケースもありえますが、辛い副作用を抑えながら、癌が大きくなるのを抑えることができれば、患者さんのQOLを上げてくれる良い治療法のひとつであると私は考えます。

 

それと、化学療法の組み合わせはいろんなパターンが考えられます。

 

ある治療法Aが効かなくなっても他の治療法Bなら効くかもしれない。そしてそれは、Aが効かない人に今さらBは効かないだろうという組み合わせであったり、通常は肺がんに使わない、胃がんの定番の「TS-1+シスプラチン」であったりします。

 

 

化学療法にどう取り組むかは主治医や病院の方針によって大きく変わってきます。

 

日本の医療制度では、通常の化学療法で聞かなくなった患者さんの全身状態やこれまでの化学療法へのレスポンスを医師がどれほど時間をかけて考えて取り組んでベストと思われる新しい処方を考え出しただところで、500円とかの診断料しか付きません(2004年ごろまでは診断料さえつきませんでした)。

 

ですから、医師が化学療法に熱心に取り組めば取り組むほど、病院側の収益は落ち込んでいきます。(抗がん剤は高額ですが、病院側への利益はほとんどありません、病院を素通りして製薬会社の懐に入るだけです。)

 

 

ということで、医師が真剣に取り組むことを嫌がる病院経営者が少なからずいます。(給料が高くて技術の高い中堅以上のベテラン医師の首を斬りたがり、経験の浅い若手を安い給料でどんどん雇うような病院です、見てたらわかりますよ。)

 

もしも化学療法に関して、1種類か2種類の抗がん剤の組み合わせを試して、「もうあなたに効く薬はない」というような病院があったら、とっとと見切りをつけて別の病院で真剣に化学療法と取り組んでいる医師を探す方が良いと思います。

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